DTMに使えそうな88鍵盤の卓上MIDIキーボードをちょっとまとめてみた【10kg以内】

DTMに使えそうな88鍵盤の卓上MIDIキーボードって意外と選択肢が少ないんですよね。

調べてみたら、海外メーカーで良さそうなのがかなりあったのでまとめてみます。


NEKTAR ( ネクター ) / IMPACT LX88+

 

¥40,608(税込み) ※価格はこの記事投稿時のものです。

サウンドハウスのページ

重さ8.2kg。
サイズは127.6 x 27.9 x 8.9cm (L x D x H) 。

MIDIアウト端子付き。USBバスパワーでPCと直接接続可能。ACアダプターは別売り。
フットスイッチ端子は1つ。(MIDI CC設定可能)

(すみません、前にYouTubeの動画を掲載していたものはIMPACT LX88+ではなくIMPACT LX88のものでした。)
こちらがIMPACT LX88+です。

なかなか良さげ。お手頃で使いやすそうですね。


Studio Logic ( スタジオロジック ) / Numa Compact

こちらは販売終了になったようです。(2017年10月追記)

重さは6.3 kg。
サイズは1260 x 220 x 80 mm(W x D x H)

MIDIイン/アウト端子付き。PCとUSB接続可能(USBバスパワーで駆動する場合、音源は使えませんが、MIDIキーボード/コントローラーとしては使えるそうです)。
詳しくはこちらのブログも参照。
電源のACアダプタ付属。
こちらは音源入りのキーボードなので、L/Rでモノラルのフォーン端子が2つ(OUT)と
ヘッドフォン用のステレオフォーン端子が付いています。

更に、サステインペダル端子1つとエクスプレッション端子1つ付き。

参考:http://studiologic-music.com/products/numa_compact/

¥52,380 (税込)価格は記事投稿時

サウンドハウスのページ

展示店舗一覧 というのがありました。ありがたいです。

6.3kgなので軽いです。紛らわしいのは、「NUMA CONCERT」という名前の製品(10kg超)もあることです。YOUTUBEで見るときは気を付けましょう。

見た感じだけだと鍵盤はかなりしっかりしていそうですね。
実際のところ分からないのでもう少し調べてみますが。

楽しい(*’▽’)
ここまで弾けるキーボードなんですね。


Studio Logic ( スタジオロジック ) / Numa Compact 2

上の後継機です。

こちらは上記のNuma Compactの後継機種。スピーカーが付いたようです。

デザインも大人っぽくて良いですね。

¥70,200 (税込) 価格は記事投稿時
重さは7.1kgです。

サウンドハウスのページ

Amazonのページ

・鍵盤
88鍵(鍵盤:Fatar TP/9 Pianoセミウェイテッド(アフタータッチ付き))
Fatar鍵盤です。

・サウンド・エンジン
最大128ボイス
音色数:88音色
・スピーカー:10W アンプ内蔵、ステレオスピーカー
・接続端子
標準フォン・ステレオ出力 x1系統
ヘッドホン出力 x1系統
ペダル入力 x2(サステイン / エクスプレッション)
MIDI入力 x1、MIDI出力 x1
USB Type-B x1
・サイズは
W1270 x D230 x H100mm(W×D×H)
重量:7.1kg

鍵盤を楽器屋で実際弾かせてもらえる機会があったのですが、キータッチは良い感じでした。電子ピアノのようなおもりは入っていないのでキータッチは(電子ピアノよりは)軽いですが、上質なセミウェイテッド鍵盤で、しっかり弾ける感じです。

ただ、MIDIキーボード的な要素が惜しいことに若干少なくて、オクターブシフトボタンとキートランスポーズボタン、どちらの専用ボタンも付いていません。

(メニュー画面で操作して変えることは出来るので、数ステップふめばキートランスポーズは変更可能のようです。
ただ、オクターブシフトについてはちょっとやり方がイマイチ分かりません。
参考:Numa Compact 2 取扱説明書
https://dirigent.jp/share/support/studiologic/manuals/Numa_Compact2_JP.pdf

DAW用途だと直感的にボタンでオクターブシフトをして…という操作が求められるので(ドラムの打ち込み時など)、せっかくこれだけの機能を持っている製品なのに惜しいと思いました。

また価格帯的にも、重量が重いですがRolandのA-88が候補に挙がってきてしまいます。

(A-88はオクターブシフトとキートランスポーズの専用ボタンが付いているので、よりピアノに近い鍵盤が欲しい場合はそちらの方が良いと思います。)

ただ、「非常に軽い」「鍵盤とデスクの高さにほぼ差ができない(設置して弾きやすい)」というのはA-88のような電子ピアノ型の鍵盤には真似できない性能だと思います。

Numa Compact2の良いところは
・ピアノ曲も弾けるレベルの高品質なキータッチであること。
・軽量なキータッチなので、ドラムやシンセの打ち込みにも使えそう。(鍵盤が重すぎない)
・軽量なので机の上に置きやすい。
・電子ピアノのように鍵盤までの高さが出ないので弾きやすい。
・大きさもかなりコンパクト。
・奥行きがほぼ無いので、設置しやすい。

微妙なところは
・キートランスポーズボタン、オクターブシフトボタンが付いていない。
・価格がそれなりに高価である。
・同程度の価格帯だとRolandのA-88が候補に挙がってくる。

という感じです。

氏家さんがレビュー動画を出されていました。

ここでも、キートランスポーズとオクターブシフトについては触れられていないのでちょっと分からないですね。
ただ、鍵盤のしっかりとした感じや奥行きのコンパクト感は凄いですね。
タッチは「重たくもなく、軽くもなく、しっかりダイナミクスを出せる。」(動画5:40秒)と評されています。
まさにそういう感じです。

【池部楽器店】Studiologic – Numa Compact2【鍵盤堂】

池部楽器店 鍵盤堂さん(渋谷店)もレビュー動画を出されていました。
参考になります。

ちなみに作曲家の神前暁さんはNumaCompact1を使われています。

 


M-AUDIO ( エムオーディオ ) / Keystation 88

コスパ重視だとこちらですね。非常にシンプルで無駄が無い。
UBSバスパワー。MIDIアウト端子付き。
オクターブシフトのボタンがあります。キートランスポーズは数ステップで可能な模様。

Keystation88 – ユーザー・ガイド
http://inmusicbrands.jp/manuals/data/m-audio/ks88.pdf

ペダルはサステインペダル端子とエクスプレッション端子が付いています。
サイズは、約1368 x 92 x 250mm、重さは約7.7kg。

¥23,220 (税込) 価格は記事投稿時

サウンドハウスのページ


MiDiPLUS / MIDIキーボード コントローラー X8 2017

台湾のMiDiPLUS(@MiDiPLUS_JAPAN)というメーカーです。
海外では既にかなり知られているメーカーのようです。

セミウェイテッド鍵盤。
サイズは1356 × 215 × 74(mm) 、重さは6.4kg。
タッチセンサーはPITCHとMODULATION。
こちらも、オクターブシフトのボタンがあります。

こちらもUSBバスパワーです。MIDI端子(MIDI Out)も付いているので外部MIDI機器との接続も可能。

Amazon
https://amzn.to/2tuqCi3

価格: ¥ 26,800(送料・税込み)価格は記事投稿時

こちらもかなりリーズナブルです。
楽器屋さんに問い合わせて聞いてみたところ、作りはしっかりしていて鍵盤の質もかなり高いそうです。

宮地楽器神田店
https://shop.miyaji.co.jp/SHOP/ka-r-021518-wa10.html

国内店舗では宮地楽器でも販売されていますね。

メーカー商品ページ
http://www.midiplus.com/products/keyboard/123.html

マニュアル(英語、中文)
http://www.midiplus.com/uploads/soft/171120/X%E7%B3%BB%E5%88%97%E9%94%AE%E7%9B%982017%E7%89%88%E8%AF%B4%E6%98%8E%E4%B9%A6%EF%BC%88%E4%B8%AD%E3%80%81%E8%8B%B1%E6%96%87%EF%BC%89.pdf


番外編:Alesis 88鍵盤 初心者向け電子ピアノ フルサイズ・セミウェイト鍵盤 Recital 【アマゾン限定】

意外なところではこのようなものもあります。

サイズ:約 1283 x 291 x 87mm(W x D x H)
USB-MIDI端子、ヘッドホン出力端子、スピーカー出力端子、ペダル入力端子装備
フルサイズ・セミウェイト鍵盤、タッチレスポンス調整可能
スピーカー搭載、5種類のサウンド内蔵、譜面台付き

本体重量は約7.1kg。(取扱説明書より)

電源は電源アダプターから取ります。(付属:DC12V、2A)
もしくは単 1 乾電池 6 本。USBバスパワーではないです。

MIDIキーボードを作っているメーカーAlesis(アレシス)なので、品質はかなり信頼できるのではないでしょうか。
Amazonの電子ピアノのランキングでずっと1位。ベストセラーです。

こちらはMIDIキーボードではなく電子ピアノなのでピッチ/モジュレーション・ホイール等はついていません。

USB-MIDI端子がついているので、パソコンに繋げてMIDIの録音が出来るはずです。
ただ、ざっくり調べたところ、本家サイトでドライバーが見つかりませんでした。

本家サイトでは
Minimum System Requirements:(最小システム要件)
Windows: 7 (32 and 64 bit)
OS X : 10.8

とあります。

カスタマーレビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2KL9P01ZT1XP7/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B01DZXE9NC

取扱説明書(ユーザーマニュアル)
http://alesis.jp/recital/data/RECITAL_userguide_v1.1-jp-rev2.pdf

本家サイト
RECITAL 88-Key Digital Piano with Full-Sized Keys
https://www.alesis.com/products/view/recital

価格:¥ 24,120(送料・税込み)価格は記事投稿時

※AmazonのリンクはAmazon.co.jpアソシエイトを利用しています。


机の上に乗る10kg以内の88鍵盤キーボードを探してみると、意外とこのくらいでした。
セミウェイテッド鍵盤(重りが入っていないタイプ)ですが、打ち込みでは十分だと思います。

ただ、ピアノ演奏をキャプチャーしたい場合はある程度しっかりした鍵盤が必要なので、この中でそれに見合うものがあるかどうかですね。

あまりにもベコベコ鍵盤だと困るので、調べていきたいと思います。

では(/・ω・)/