KORG microKEY AirをBluetoothでMacと接続する方法。OSの設定をすれば繋がるようになりますよ、というお話。接続用ソフト「Bluetooth MIDI Connect」は必要なくなっていました。

KORG microKEY AirをBluetoothでMacと接続する方法です。自分用メモ。

たまに使うくらいだとついつい忘れてしまうのでメモです…。
Bluetoothをオンにするだけでは繋がりません。

2023年4月追記:最近のMacOSではOSがBluetoothにネイティブで対応したようで、
以前必要だったKORGの接続用のソフト「Bluetooth MIDI Connect」は必要なくなりました。
訂正しておきます。
自分の場合はMacOS VenturaでKORGの接続用ソフト不使用でBluetooth MIDIが動いています。
MacOS側での設定が少し必要です。
以下のように設定します。

「MacのAudio MIDI設定でBluetooth MIDI装置を設定する」
https://support.apple.com/ja-jp/guide/audio-midi-setup/ams33f013765/mac

MacをBluetoothホストにする

作業を開始する前に、Bluetooth MIDI周辺装置の製造元から提供されたソフトウェアがある場合は、必ずそれをインストールしてください。詳細については、周辺装置に付属のマニュアルを参照してください。

  1. MacのAudio MIDI設定アプリケーション で、「ウインドウ」>「MIDIスタジオを表示」と選択します。
  2. 「MIDIスタジオ」ウインドウで、ツールバーの「Bluetoothを構成」ボタン をクリックします。
  3. Bluetooth MIDI周辺装置をペアリングモードに設定します。
  4. 装置のリストで周辺装置を選択してから、「接続」をクリックします。

まず最初に「MIDIスタジオ」を表示します。

次にMIDIスタジオの「Bluetooth構成」という画面で自分のKORG microKEYをMacに接続します。

設定画面詳細

MIDIスタジオ。右上のBluetoothのマークを押す

接続画面。「装置名」のところにBluetoothをONにしたmicroKEY Airが出るはずなので、「接続」をクリック。

以上で完了です!ちなみに以下にも記載しますが、うまく接続されない場合はKORG microKEYをアップデートしましょう。

以前と変わらず、快適に使えます。

Bluetooth MIDIでキーボードを接続すると、ほかの無線の周辺機器のようにKORG microKEYがMIDI入力機器として使えます。

遅延も感じず、スリープから復帰してからKORG microKEYの電源を付けてもDAWが普通に認識するのでとても便利です。

microKEY 37,49,61の場合はソフトウェアによるアップデートが必要かも

また、microKEY 37, 49, 61の場合はソフトウェアによるシステムアップデートが必要なようです。
僕も、microKEY Air-25はすんなり接続できたのですが、microKEY Air-49が上の方法でどうしても接続できませんでした。

「弊社製品のiOS13への対応について(コントローラー製品のBLE-MIDI接続不具合に対応しました)。」
https://www.korg.com/jp/news/2019/112903/

https://www.korg.com/jp/support/download/product/0/530/#software

上のリンクのなかから、「microKEY Air/System Updater (microKEY Air 37/49/61 key向け)」というものを選びます。

そうしたらdmgファイルがダウンロードされます。

Macと microKEY Airを USB-C to USB-Bケーブルで接続しておきます。
(USBケーブルでMacと接続できればなんでも良いです)

上のdmgファイルの中の日本語マニュアルにもあるように、

  1. microKEY 2/Air のモード・スイッチを「USB」に切り替えておきます。次に[OCTAVE DOWN]ボタンといちば ん左の鍵盤を押しながら microKEY 2/Air とコンピューターの USB 端子を接続し、アップデート・モードで起 動します。アップデート・モードでは[OCTAVE DOWN]ボタンが赤色で、[OCTAVE UP]ボタンが緑色で点灯します。
  2. “microKEY2Air_Updater_????.dmg” をダブルクリックしてマウントし、その中にある“microKEY 2 Air Updater ????”をダブルクリックして起動します(????はバージョン番号)。以下の画面が表示されますのでUpdate ボタンをクリックしてアップデートを開始します。(この画面は、microKEY 2/Air のバージョンが 1.02、 新しいシステムのバージョンが 1.04 である場合のものです)

このように操作します。

ただ、ここは僕は認識が上と微妙に違ったので、僕の場合に動いた方法を書いておきます。

1. USBケーブルでmicroKEYをMacに接続しておく。「WIRELESS」のほうにスイッチを切り替えておいて、「OCTAVE DOWN」ボタンと一番左の鍵盤を押したままにしながら、スイッチを「USB」に切り替えます。
2. そうすると、アップデートモードになります。(ライトの光り方が変わる)
3. その状態にしたまま、dmgファイルのなかにある
「microKEY 2 Air Updater」
というファイルをダブルクリック。
4. あとは「Update」というボタンを押してアップデートします。

これで、接続できないmicorKEYでもBluetoothで認識されて接続できるようになりました。
(僕は microKEY Air-49は上記のソフトウェアアップデートで成功、microKEY Air-25はMacOSで普通に認識されました)

うまくいかない場合はMacを再起動して下さい。
上でアップデートしたあとはMacを再起動したと思います。

何かの参考になれば幸いです。

以下の過去記事は斜線を引いておきますね。

KORG microKEY AirとMacを接続するには、「Bluetooth MIDI Connect」というKORGのアプリを使います。AppStoreから入手可能。

▶Bluetooth MIDI Connectのダウンロード

MacのBluetoothはONにしておきます。
「Bluetooth MIDI Connect」のソフトウェアを起動します。KORG microKEY Airのモードは、
本体左のスイッチで「WIRELESS」に切り替えてBluetoothモードにします。

あとはBluetooth MIDI Connectで「接続」を押せば完了です。

Bluetooth MIDI Connectの画面。接続した状態。

Logic ProやCubase等を起動していた場合はDAWソフトウェアを再起動してくれれば認識します。

遅延は全然感じません。文字を打つ無線のキーボードと同じ感覚です。

また、DAWを起動させた状態でMacを閉じ、Macをスリープさせても、microKEY Airの電源を入れておけば
スリープから復帰すると何事も無かったように普通に使えます(再接続不要)。

microKEY Airの電源を切っておいても、スリープ復帰時にBluetooth MIDI Connectの画面を出して「接続」を押せばDAWを再起動しなくても使えます。


以上、何かの参考になれば幸いです。

※この記事は動作を保証するものではありません。個人のメモ、備忘録として読んでいただけると幸いです。
ソフトウェアのアップデート、インストール等は自己責任でお願いします。

参考記事:「2016.02.10 microKEY Air向けMac専用ユーティリティ「Bluetooth MIDI Connect」をリリース。」- KORG
https://www.korg.com/jp/news/2016/0210/

KOMPLETE 12 UltimateとUltimate Collector’s Editionの違いは?KOMPLETE 12シリーズUPG/UPD版が半額セールで安くなってるよ、っていうお話【2019年6月Native Instrumentsセール】(終了しました)

2019年6月です。毎年恒例のNative Instrumentsの半額セールの月がやってきました。
この記事ではKOMPLETE 12 UltimateとUltimate Collector’s Editionの違いと、アップデート/アップグレード版の選び方などを書いていきます。


・6月はNative Instrumentsのセールの時期
・KOMPLETE 12 UltimateとUltimate Collector’s Editionの違い
・アップグレード版、アップデート版について

このような流れでお届けします。

・6月はNative Instrumentsのセールの時期

いつもだいたいこの時期になると、Native InstrumentsはKOMPLETEシリーズの半額セールを行います。

僕はKOMPLETE 10通常版をずっと使っていたのですが、ここにきてKOMPLETE 12 Ultimateのアップグレード版を2019年6月1日に購入しました。

Rock oN companyでは一時的に品切れになっています。(2019年6月1日現在)

サウンドハウスではまだ品切れになっていなかったので、このブログに記載しておきます。
このセールは一ヶ月です。

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 12 ULTIMATE (SELECT + UPG) – サウンドハウス

こちらはKOMPLETE SELECTというKOMPLETEの廉価版とアップグレード割引の組み合わせを使って81,194円(税込)でKOMPLETE 12 Ultimateを購入するという方法です。セット割です。
KOMPLETEシリーズをなにも持っていない人のオススメパックですね。

普通に買おうとすると

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 12 ULTIMATE – サウンドハウス

このように126,900円(税込)になるので、セット割という技を使う方がお得という訳です。

ちなみにKOMPLETE 12 Ultimateのさらに上のバージョンに

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 12 ULTIMATE Collectors Edition – サウンドハウス

KOMPLETE 12 ULTIMATE Collectors Editionというものがありますが、こちらはお財布との相談がより一層必要なバージョンです。

・KOMPLETE 12 UltimateとUltimate Collector’s Editionの違い

KOMPLETE 12 ULTIMATEとの違いはざっくり

 

「50のEXPANSIONSが付属

ExpansionsはNative Instrumentsの幅広い製品に対応する、ジャンルに特化した追加コンテンツです。」
引用:Native Instrumentsサイト

 

大容量のエクスパンション(拡張コンテンツ)が付属していることと、

 

「SYMPHONY SERIES – COLLECTIONが付属

世界屈指のミュージシャンの演奏を緻密にレコーディングし、シンプルでパワフルなインターフェイスと融合したプロ品質のライブラリ、SYMPHONY SERIES – COLLECTIONが付属します。」
引用:Native Instrumentsサイト

 

SYMPHONY SERIESというオーケストラ音源が強化されていることです。

KOMPLETE 12 UltimateにはEssential版が入っていますが、Collector’s Editionでは上位の製品版が入っています。

このオーケストラ音源をガッツリ使いたいかどうかで決めても良いかと思います。

クラシカル・インストゥルメント
 KOMPLETE 12 Ultimate KOMPLETE 12 Ultimate Collector’s Edition
SESSION STRINGS PRO 2

SYMPHONY ESSENTIALS – PERCUSSION

SYMPHONY ESSENTIALS WOODWIND SOLO

SYMPHONY ESSENTIALS WOODWIND ENSEMBLE

SYMPHONY ESSENTIALS – BRASS SOLO

SYMPHONY ESSENTIALS BRASS ENSEMBLE

SYMPHONY ESSENTIALS – STRING ENSEMBLE

SESSION HORNS PRO

SESSION STRINGS PRO 2

SYMPHONY SERIES – PERCUSSION

SYMPHONY SERIES WOODWIND SOLO

SYMPHONY SERIES WOODWIND ENSEMBLE

SYMPHONY SERIES – BRASS SOLO

SYMPHONY SERIES – BRASS ENSEMBLE

SYMPHONY SERIES – STRING ENSEMBLE

SESSION HORNS PRO

このような違いです。(本家サイトの比較表より引用)

さらに詳しくは本家ウェブサイトの比較表をご覧下さい。エクスパンションの違いなども詳しく記載されています。

※ちなみにKOMPLETE 12の通常版にはSYMPHONYシリーズは入っていません。

KOMPLETE 12通常版のクラシック・インストゥルメントは
SESSION STRINGS PRO 2ではなく「SESSION STRINGS 2」と、
SESSION HORNS PROではなく「SESSION HORNS」が入っています。

(ただ、KOMPLETE通常版でもKONTAKTのファクトリープリセットには高品質なオーケストラ音源が入っているので、そちらでかなり対応出来るかと思います。
KONTAKTのファクトリープリセットのオーケストラ音源は質が高いです。

この動画の弦はKONTAKTのファクトリープリセットに入っている音源で作った曲です。)

さて、ストレージの必要容量は
KOMPLETE 12 Ultimateが「フルインストールには490GBの空き容量が必要」
KOMPLETE 12 Ultimate Collectors Edition「フルインストールには670GBの空き容量が必要」

となっています。パソコンの残りの容量とも相談しないといけませんね。


・アップグレード版、アップデート版について

さて、KOMPLETE 12 UltimateとKOMPLETE 12 Ultimate Collector’s Editionの違いの説明が長くなってしまいましたが、僕の購入したのはKOMPLETE 12 Ultimateです。

オーケストラ音源は専用のものが他にも沢山出ているので、そちらは自前で買っていこうという考えです。

アップグレード版は、KOMPLETE通常版からUltimate版へのアップグレードが

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 12 ULTIMATE UPG FOR K8-12

これで、通常の半額の36,200(税込)です。僕が購入したのはこのアップグレードです。

KOMPLETE Ultimate同士の「アップデート版」(数字を上げるもの)は

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 12 ULTIMATE UPD – サウンドハウス

こちらの、26,400円(税込)です。これもセールで半額の値段です。
KOMPLETE ULTIMATE8-11 からKOMPLETE 12 ULTIMATEへアップデート版。

半額なので、この時期を狙って買っていきましょう。


という感じで、KOMPLETE 12のアップグレードとアップデート版のセールをしているよ、という記事でした。

KOMPLETEは通常版でも十分戦力になります。

今回はずっと憧れていたUltimateをセールでちょこちょこアップグレードしてついに購入しました。

Ultimate版が欲しかった大きな理由はACTION STRIKESなどの強力なシネマティックインストゥルメント群を使いたかったという事が大きいです。

 

SESSION STRINGS PRO 2やギター音源なども評価が高いので楽しみですね。

以上、KOMPLETE 12シリーズのアップデート、アップグレード版がセールをしてるよ、という記事でした。

この記事が何か少しでも参考になれば幸いです。