どうも、りーず(leez)です。
今更ですが、BEHRINGER UCA222の評価、レビューです。
(ちなみにUCA202とUCA222の違いはシルバーか赤か、という色の違いだけです。
UCA202がシルバーでUCA222はレッドです。)
今更というのは、安価なASIOオーディオインターフェイスとしてはBEHRINGERのこのシリーズは、もうすっかり有名になったからです。
このBEHRINGER UCA222の評価は、結論からいうと
・パソコンの音楽再生用のオーディオインターフェイスとしては十分
・ただ、自分の環境のDAWで使うと(Windows7/cubase5)変な音の残響(プチノイズ)がした
・音質評価は普通、中の上くらい
・パソコンの音楽再生用のオーディオインターフェイスとしては十分
僕が買ったときの価格が¥ 3,974(税込)でした。サウンドハウスにて購入。送料無料で代引き手数料無料。いやはや凄いですね。
この価格で対抗できるオーディオインターフェイスというのはありません。
少し高くなるとして
BEHRINGER ( ベリンガー ) / UM2
という製品があるようです。
とにもかくにも、約4千円でASIOが使えるようになるのは結構大きいのではないでしょうか。
ASIOが使えればレイテンシーの悩みがなしにDAWで音楽が作れるようになります。ただ…
・自分の環境のDAWで使うと(Windows7/cubase5)変な音の残響(プチノイズ)がした
これが気になりました。cubase5で実際に曲を作ってみると、MIDIインストゥルメントのノートをクリックするたびに、変な音の残響がします。実際にお聞かせしましょう。
これです。なんなんでしょうね?
※あくまで僕の環境の場合(Windows7 Pro, Skylake )なので、参考程度にしてください。
まぁでもこれが気にならない人なら、そこそこ音遊びも出来るでしょう…か(´・ω・`)。
安定性は特に問題ないです。(ブラウザとDAWを往復すると音が出なくなるのはどのオーディオI/Fも同じのようです) 追記:その後、Steinberg UR22mk2にしたら、この問題は無くなりました。
ドライバーはAsio4ALLというドライバーをベリンガーの公式サイトからダウンロードします。
・音質評価は普通、中の上くらい
音質は、「良い」とは感じませんでした。中の上くらいです。なんというか、まぁ「普通だな」という感じです。ミックス等のリスニングをするには解像度は足りないです。
RCA端子でなくヘッドフォン端子からスピーカーに繋げているので、RCA端子で聴いたら変わるかも。
総括すると、
・音楽や動画の視聴用なら80点。
・DAW(打ち込み専用)として使う用途なら40点くらい。(ノイズの問題があったので)
・小型ミキサーと併用してニコ生用途に使える
・プリアンプやファンタム電源がないので、単品では歌ってみたには使えない
といった感じです。プリアンプ(ダイナミックマイクの音を増幅させるアンプ。普通のオーディオインターフェイスには付いている)が付いていないので、「歌ってみた」用途で使いたい人向けではないです。
これ単品ではダイナミックマイクもコンデンサマイクも使えません。この商品はミキサーに繋げる前提ですね。
以下、蛇足。
①小型ミキサーと併用してニコ生用途に使うには、まずRCAプラグをフォンに変換する
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/25156/
これを2本買います。これを、UCA222のインプットと下のミキサーのアウトプットに繋ぎます。
②ミキサーはこういうのです
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19366/
こういうミキサーです。
(ミキサーは、色んな音をひとまとめにしてくれる機材です。
例えばボーカルマイク1本と電子ピアノのステレオ2本 = 3つの音を、ステレオにしてくれます)
ニコ生で弾き語り放送とかできます!
(ちなみにこの方法だとホワイトノイズが入るので、「歌ってみた」の方には向きません。
ミキサーを通したりすると必ずホワイトノイズが入ります。「歌ってみた」をやりたい方は低価格帯では Steinberg R12 あたりがオススメだと思います!)
弾き語り放送的なものをしたい場合は、良い製品が出ていました。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / XENYX 302USB
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/164866/
ニコ生で弾き語り放送をしたい場合は、これ1つ買うのが一番だと思います。これはオーディオインターフェイス付ミキサーです。これはコンデンサマイクもダイナミックマイクも使えます。
マイク用1入力 + 電子ピアノ用のステレオ2入力も入るので、良いと思います。
(繰り返しになりますが、「歌ってみた」等で綺麗に歌声を録音したい人はSteinberg R12のような、普通のオーディオインターフェイスにしましょう。ミキサー回路が内部にあると、ホワイトノイズ(「サー」という音)が絶対入ります。)
…随分話がそれました^^;
今回の UCA222は「とりあえず新しくPC買ったけど、DAW起動させてちょっと編集だけしたいんだ」用途には使えます。
DAWソフトはASIOドライバ(オーディオ出力の規格のようなもの)を使わないとレイテンシー(遅延)の問題※1があるので、「何でもいいのでとにかく臨時でMIDI作曲するためにオーディオインターフェイスが欲しい」といった人にはUCA222は向いていると思います。
※1 レイテンシーの問題とは
Windows付属の音声ドライバでDAWを使うと、MIDI鍵盤でリアルタイム録音をするときに、鍵盤を弾いたあとに0.5秒くらい遅延があってから音が聴こえてしまいます。(Macは大丈夫)
これを解決するためにWindowsのDAWで作曲する人はオーディオインターフェイスを買い、ASIOという規格でDAWソフトの音を鳴らします。
ぼくは今のところ、UCA222は、AWAで音楽を聴く用途に使っています…。笑
新しくちゃんとしたの買わないと…。
追記:その後、Steinberg UR22mkIIを買いました。
良好です。そのうちレビューするかも。
以上、UCA222のレビューでした。