CASIOのキーボード・電子ピアノでMIDIのダンパーペダル(サステイン)が重複、重なって録音される仕様の対処方法。MIDIチャンネル2、3、4の信号をフィルターしよう。

カシオの電子ピアノでMIDIを録音する際に、ダンパーペダル(サステイン)が重複、重なって録音される場合の対処方法です。

結論から言うと、DAW側でMIDIチャンネル2、3、4の信号をフィルターすれば解決です。


カシオの電子ピアノ・キーボードでMIDIを録音すると、ダンパーペダルの情報がダブってしまう事がありました。僕が購入したのはCDP-S100という製品です。

 

これはバグではなく仕様だそうです。

カシオでもこの仕様は認知しているそうで、公式ホームページでも 続きを読む

Numa Compact2のファームウェアのアップデート方法(Windows10)

Numa Compact2のファームウェアのアップデート方法をメモっておきます。
環境はWindows10です。USBケーブルで本体と繋げて電源も取っています。

ver1.0からver1.1.1に変えたときのメモです。


[Firmware and updates – Numa Compact 2 OS]

https://studiologic-music.com/products/numa_compact2/#downloads

上記リンクからファームウェアのアップデータ(「NumaCompact2-1.1.1.mid」という名前のMIDIファイル)をダウンロードします。
続きを読む

KORG microKEY AirをBluetoothでMacと接続する方法。OSの設定をすれば繋がるようになりますよ、というお話。接続用ソフト「Bluetooth MIDI Connect」は必要なくなっていました。

KORG microKEY AirをBluetoothでMacと接続する方法です。自分用メモ。

たまに使うくらいだとついつい忘れてしまうのでメモです…。
Bluetoothをオンにするだけでは繋がりません。

2023年4月追記:最近のMacOSではOSがBluetoothにネイティブで対応したようで、
以前必要だったKORGの接続用のソフト「Bluetooth MIDI Connect」は必要なくなりました。
訂正しておきます。
自分の場合はMacOS VenturaでKORGの接続用ソフト不使用でBluetooth MIDIが動いています。
MacOS側での設定が少し必要です。
以下のように設定します。

「MacのAudio MIDI設定でBluetooth MIDI装置を設定する」
https://support.apple.com/ja-jp/guide/audio-midi-setup/ams33f013765/mac

MacをBluetoothホストにする

作業を開始する前に、Bluetooth MIDI周辺装置の製造元から提供されたソフトウェアがある場合は、必ずそれをインストールしてください。詳細については、周辺装置に付属のマニュアルを参照してください。

  1. MacのAudio MIDI設定アプリケーション で、「ウインドウ」>「MIDIスタジオを表示」と選択します。
  2. 「MIDIスタジオ」ウインドウで、ツールバーの「Bluetoothを構成」ボタン をクリックします。
  3. Bluetooth MIDI周辺装置をペアリングモードに設定します。
  4. 装置のリストで周辺装置を選択してから、「接続」をクリックします。

まず最初に「MIDIスタジオ」を表示します。

次にMIDIスタジオの「Bluetooth構成」という画面で自分のKORG microKEYをMacに接続します。

設定画面詳細

MIDIスタジオ。右上のBluetoothのマークを押す

接続画面。「装置名」のところにBluetoothをONにしたmicroKEY Airが出るはずなので、「接続」をクリック。

以上で完了です!ちなみに以下にも記載しますが、うまく接続されない場合はKORG microKEYをアップデートしましょう。

以前と変わらず、快適に使えます。

Bluetooth MIDIでキーボードを接続すると、ほかの無線の周辺機器のようにKORG microKEYがMIDI入力機器として使えます。

遅延も感じず、スリープから復帰してからKORG microKEYの電源を付けてもDAWが普通に認識するのでとても便利です。

microKEY 37,49,61の場合はソフトウェアによるアップデートが必要かも

また、microKEY 37, 49, 61の場合はソフトウェアによるシステムアップデートが必要なようです。
僕も、microKEY Air-25はすんなり接続できたのですが、microKEY Air-49が上の方法でどうしても接続できませんでした。

「弊社製品のiOS13への対応について(コントローラー製品のBLE-MIDI接続不具合に対応しました)。」
https://www.korg.com/jp/news/2019/112903/

https://www.korg.com/jp/support/download/product/0/530/#software

上のリンクのなかから、「microKEY Air/System Updater (microKEY Air 37/49/61 key向け)」というものを選びます。

そうしたらdmgファイルがダウンロードされます。

Macと microKEY Airを USB-C to USB-Bケーブルで接続しておきます。
(USBケーブルでMacと接続できればなんでも良いです)

上のdmgファイルの中の日本語マニュアルにもあるように、

  1. microKEY 2/Air のモード・スイッチを「USB」に切り替えておきます。次に[OCTAVE DOWN]ボタンといちば ん左の鍵盤を押しながら microKEY 2/Air とコンピューターの USB 端子を接続し、アップデート・モードで起 動します。アップデート・モードでは[OCTAVE DOWN]ボタンが赤色で、[OCTAVE UP]ボタンが緑色で点灯します。
  2. “microKEY2Air_Updater_????.dmg” をダブルクリックしてマウントし、その中にある“microKEY 2 Air Updater ????”をダブルクリックして起動します(????はバージョン番号)。以下の画面が表示されますのでUpdate ボタンをクリックしてアップデートを開始します。(この画面は、microKEY 2/Air のバージョンが 1.02、 新しいシステムのバージョンが 1.04 である場合のものです)

このように操作します。

ただ、ここは僕は認識が上と微妙に違ったので、僕の場合に動いた方法を書いておきます。

1. USBケーブルでmicroKEYをMacに接続しておく。「WIRELESS」のほうにスイッチを切り替えておいて、「OCTAVE DOWN」ボタンと一番左の鍵盤を押したままにしながら、スイッチを「USB」に切り替えます。
2. そうすると、アップデートモードになります。(ライトの光り方が変わる)
3. その状態にしたまま、dmgファイルのなかにある
「microKEY 2 Air Updater」
というファイルをダブルクリック。
4. あとは「Update」というボタンを押してアップデートします。

これで、接続できないmicorKEYでもBluetoothで認識されて接続できるようになりました。
(僕は microKEY Air-49は上記のソフトウェアアップデートで成功、microKEY Air-25はMacOSで普通に認識されました)

うまくいかない場合はMacを再起動して下さい。
上でアップデートしたあとはMacを再起動したと思います。

何かの参考になれば幸いです。

以下の過去記事は斜線を引いておきますね。

KORG microKEY AirとMacを接続するには、「Bluetooth MIDI Connect」というKORGのアプリを使います。AppStoreから入手可能。

▶Bluetooth MIDI Connectのダウンロード

MacのBluetoothはONにしておきます。
「Bluetooth MIDI Connect」のソフトウェアを起動します。KORG microKEY Airのモードは、
本体左のスイッチで「WIRELESS」に切り替えてBluetoothモードにします。

あとはBluetooth MIDI Connectで「接続」を押せば完了です。

Bluetooth MIDI Connectの画面。接続した状態。

Logic ProやCubase等を起動していた場合はDAWソフトウェアを再起動してくれれば認識します。

遅延は全然感じません。文字を打つ無線のキーボードと同じ感覚です。

また、DAWを起動させた状態でMacを閉じ、Macをスリープさせても、microKEY Airの電源を入れておけば
スリープから復帰すると何事も無かったように普通に使えます(再接続不要)。

microKEY Airの電源を切っておいても、スリープ復帰時にBluetooth MIDI Connectの画面を出して「接続」を押せばDAWを再起動しなくても使えます。


以上、何かの参考になれば幸いです。

※この記事は動作を保証するものではありません。個人のメモ、備忘録として読んでいただけると幸いです。
ソフトウェアのアップデート、インストール等は自己責任でお願いします。

参考記事:「2016.02.10 microKEY Air向けMac専用ユーティリティ「Bluetooth MIDI Connect」をリリース。」- KORG
https://www.korg.com/jp/news/2016/0210/

MacのPythonで「ImportError: No module named ‘cv2’」とエラーが出る時はコマンドconda install -c menpo opencv3=3.1.0で解決しよう【Anaconda環境】

MacのPythonで「ImportError: No module named ‘cv2’」とエラーが出る時の対処法です。
(Anaconda環境、macOS Mojave 10.14.3, Python 3.5.6)
(macOS Catalina、 Python3.5.6でも検証済み)

 

結論からいうと、Anaconda環境でPython3.5環境を設定した状態( 「conda activate py35」等 で
ターミナルで
conda install -c menpo opencv3=3.1.0
を実行すれば解決です。


最近、Pythonの書籍「PythonによるAI・機械学習・深層学習アプリ」のつくり方

(上記はAmazonのアソシエイトリンクを使用しています)

という本を買ったのですが、
P.133ページの
顔検出のプログラムがどうしても動きませんでした。

[ImportError: No module named ‘cv2’]
というエラーが出てしまいます。OpenCVが読み込めていないらしい。

Anaconda環境には

conda list コマンドで確認すると

opencv-python             4.1.0.25                 pypi_0    pypi
という感じでOpenCVが入っていたんですよね。

このバージョンがopencv-python 4.1.0.25となっているのにimportの名前が「cv2」になるロジックが分かりません…(超初心者)。略称はどこから調べれば良いのでしょうか。

Pythonはプログラミングは簡単でも難しくもなく普通ですが、動くまでの環境設定をするのがとても大変な印象です。

Anacondaは書籍に書いてあるとおりにインストールしてセッティングしていました。

 

そして見つけたのがこの記事。

python3でcv2をimportする方法

ターミナルで

conda install -c menpo opencv3=3.1.0

を実行しましょう。(Pythonのバージョンは3.5である必要があります。後述。)

 

PythonのOpenCVモジュールがうまく読み込めていなかったようなのですが、このコマンドで新しくインストールしたら読み込めました。

実行結果がこちらです。

画像のモデルはフリー素材サイト「ぱくたそ」でも活躍されているモデルの
河村友歌(ゆかちぃ)さんです。

conda list
をしてみたら、

opencv3                   3.1.0                    py35_0    menpo

というものが新しく入っていたので、こちらを読み込んで動いているようです。

もっと勉強せねば…

ボカロの最新曲ランキングサイト「ソングストーリー」(https://www.songstory.me/)に、深層学習の仕組みを取り込んでいけたらいいなぁと思って色々やっています。
上の書籍に、「自然言語処理を利用した機械学習」の例でスパム投稿を判定するプログラムの実践があったので使えそうだなと思ったんですよね。

(…そうしたらRailsではなくてDjangoで書き直さないといけないんですけどね。)

という訳で、Pythonで「ImportError: No module named ‘cv2’」とエラーが出た時の対処法でした。


ちなみに、Python 3.6、3.7、3.8ではopencv3はインストール出来ないので、もしそれらの環境にしている場合は

conda install python=3.5

でPythonをダウングレードする必要があります。
(opencv3をPython3.8環境でインストールしようとした場合のエラーメッセージ:

Specifications:

  – opencv3 -> python[version=’2.7.*|3.4.*|3.5.*’]

と出る。)

Pythonを3.5にダウングレードした後にopencv3をインストールしましょう。

Pythonのバージョンをダウングレードすると、それに伴うパッケージをAnacondaは検知して自動的にダウングレードして調節してくれます。かなり自由自在です。Anacondaは凄かった。

もしくは、新しい仮想環境をAnacondaで作りましょう。(こっちのほうが正攻法ですね)
Anacondaでは複数のPythonのバージョン(とそのライブラリ環境)を入れることが出来ます。

以下で詳しく説明。

まず、ターミナルで

conda create -n py35 python=3.5

とすることで、「py35」という名前のPython3.5の環境が作れます。
『py35』の部分は自分でつける名前なので何でもOKです。
色々とダウンロード&インストールされます。

うまくいったらターミナルで

conda info -e

コマンドで、仮想環境(py35)が出来ているかチェックします。
出来ていたら、

conda activate py35

で環境をPython3.5の入っている仮想環境に切り替えます。
その状態で、

conda install -c menpo opencv3=3.1.0

をすればOKです。

また、この状態では描画ライブラリのmatplotlibが入っていない状態なので、加えて

conda install matplotlib

で、matplotlibをインストールします。依存関係のあるパッケージも含めてすべてインストールされます。これで完了です。

Anacondaのインストールもかなりハマるとハマります。

以下.zshrcファイルの設定方法です。

.zshrcファイルはHOMEディレクトリ直下に入れておけば大丈夫だと思います。

ローカル作業用ディレクトリ(HOMEディレクトリより下層のディレクトリ)で.zshrcをtouchコマンドで作ると、同じものがHOMEディレクトリ直下に作られました。

作業用ディレクトリで作ったものは削除しておきましたが普通に動いています。

以下、.zshrcファイルの置き場所についての参考リンク。

なにか間違っていましたらTwitter等でリプを頂けると幸いです。m(_ _)m


参考:

 

あと、カスケードファイル(顔認識に使う特徴データのファイル)をフォルダに配置していないとエラーが出ます。
以下参照。

「OpenCVで顔認識をしてみた」
https://qiita.com/K_M95/items/f1a3e7c47800adb94095

 

KORG microKEY AirがWindows10環境でBluetoothを認識しない/繋がらない時の解決方法

KORG microKEY AirがWindows10でBluetoothを認識しない/繋がらない/接続できない時の解決策です。

KORG microKEY Airを買ったのですが、Windows10ではBluetoothが繋がらないという事がありました。

ちなみにBluetoothはデスクトップパソコンに付いていなかったので、
I-ODATAの「USB-BT40LE」を購入しました。

これです。

※上記リンクはAmazonのアソシエイトリンクを利用しています。

アイ・オー・データ機器 I-O DATA USB-BT40LE [Bluetooth4.0+EDR/LE準拠 USBアダプター]-ヨドバシ.com

ヨドバシ.comにも売っています。僕はこっちで買いました。

このアダプターで全く問題なく動作しています。快適です。

使用可能なUSBのBluetoothアダプター -KORG


では解決方法です。

・KORG microKEY AirがWindows10でBluetoothが繋がらない時の解決方法
(そんなに難しくないけど知らないとハマる)

①Windows10の左下の検索窓に「korg」と打ち「KORG USB-MIDIデバイスのアンインストールプログラム(KORG MIDI Driver Uninstall Utility)」を実行する。

②必要のないUSBデバイスをMIDI1~9から削除する。

③既にインストールしている場合はMIDI10番台にある「KORG BLE-MIDIDevice」もKORG MIDI Driver Uninstall Utilityで一旦削除。

④「プログラムと機能」から「KORG BLE-MIDI Driver for Windows」を削除。

⑤KORGのウェブサイトからKORG BLE-MIDI Driver for Windowsをダウンロードして、再インストール。

⑥「KORG BLE-MIDIDevice」がMIDI1~9の一桁台に来ていれば成功。

⑦あとはペアリングすれば完了。

・Windows10のアップデート後に動かなくなった場合はドライバを再インストール

以上です。

1つ1つ見ていきましょう。



①Windows10の左下の検索窓に「korg」と打ち「KORG USB-MIDIデバイスのアンインストールプログラム(KORG MIDI Driver Uninstall Utility)」を実行する。

Windows10の検索窓(左下)に「korg」と打つと「KORG USB-MIDIデバイスのアンインストール」と出てくる。

Windows10の検索窓(左下)に「korg」とタイピングすると「KORG USB-MIDIデバイスのアンインストール」というものが出てきます。これを実行します。
「korg」だけで出てこない場合は「korg usb」と打ってみましょう。

②必要のないUSBデバイスをMIDI1~9から削除する。

「オプション」を押して削除オプションで「KORG MIDIデバイスのみ削除」のチェックを外す

「KORG MIDI Driver Uninstall Utility」が表示されると 続きを読む