パソコンでハイレゾを聴く・再生する環境を1万円程度で整える方法(Windows・Mac/ヘッドフォンで)

WindwosやMacなどのパソコンでハイレゾを聴いて楽しむ為の方法です。
ハイレゾの簡単な再生環境の構築法。

・Macの場合
・Windowsの場合
・スピーカーで聴く場合
・まとめ

このような構成でお届けします。


最近、dマガジンで色々な雑誌を読むことが多いのですが、「ハイレゾ特集」になると、なぜか高価なヘッドフォンアンプを紹介していたり、USB DACと呼ばれる、数万~数十万もするものを紹介していたりと、音作りをする立場から見ると結構びっくりです。

ヘッドフォンなら、1万円程度でパソコンでハイレゾは楽しめます。

・Macの場合
Macの場合はなんと最初から32bit/96kHzというCDの何倍もの超高音質に対応しているので、ヘッドフォンジャックをそのまま挿して楽しみましょう。
設定は必要なので、サウンド設定をハイレゾ設定にしましょう。(イヤフォンの設定をする場合はジャックに挿してからこの画面を出しましょう。)

最初から対応しているのは凄いです。ここは流石、クリエイター向けのApple。
スピーカーで聴く方法は以下で紹介します。

・Windowsの場合
Windowsの場合は
オーディオインターフェイス というものを買うだけです。USB接続のものが良いでしょう。
これは本来、パソコンで音楽を作るクリエイター用の道具で、パソコンの音をスピーカーで出したり、マイク入力をさせたりする「パソコンの音回りを強化するための道具」ですが、観賞用としても使えます。

オーディオインターフェイスでは、音を鳴らす仕組みとして「ASIO」という規格を使っています。もともとWindowsは音周りが弱いので、音楽制作ではASIOという規格を使って音周りを強化しています。これがハイレゾ音質に対応している訳です。

オススメは、以下のヤマハのUR12です。
24bit/192kHz対応なので、ハイレゾとして売られている音源はすべて再生できます。

 

YAMAHA UR12
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/200026/

これの上位版のUR22mk2というものを使っていますが、安定していて音も良いです。

この価格帯で192kHzまで出せる製品はここ数年までありませんでした。URシリーズで最初に出たUR22は大ヒットとなり、品薄になったほどです。

その後、共にループバック機能を搭載したUR22mk2とUR12が発売されました。
UR12はUR22mk2の廉価版という位置付けです。

ちなみにUR22mk2とUR12の大きな違いは、入力・出力端子のタイプ(種類)が違うことと、MIDIのIN/OUT端子が付いているか/いないかの差です。音質に変わりはありません。

UR12のスピーカー用の出力端子はRCA端子で、UR22mk2は標準フォーンプラグのL/Rです。

あとはUR12はボリュームつまみが1つしかなくて、ヘッドフォンとスピーカーの兼用になっています。UR22mk2はそれぞれにボリュームつまみがあります。

音楽制作をしないリスニング用途であればUR12で十分なスペックです。(音質はどちらも同じ)

YAMAHA UR12より安いオーディオ・インターフェイスも沢山ありますが、ドライバの安定性は重要なので、安価で安定しているこれを断然オススメします。ドライバは本当に重要です。

さて、上の本体画像の右下にヘッドフォンのPhone端子があるのが分かると思います。ここに挿せるのは通常のステレオ標準プラグ(大きいもの)なので、一般的に普及している3.5mmのステレオイヤフォンを挿すために

http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/109780/

このような変換アダプタを用意します。これはオーディオテクニカのAT501CSという製品。

アマゾン等にも同様の製品があると思います。

ヘッドフォンは個人的にはMDR-1Aが超オススメですが、ヘッドフォンは好みが分かれる性質のものなので、お好きなものを用意しましょう。

https://www.amazon.co.jp/SONY-MDR-1A/dp/B00NW353KE

・スピーカーで聴く場合
スピーカーで聴く場合もまずはMac/Win共にオーディオ・インターフェイスが必要になります。

通常の使い方(音楽制作用途)

音楽制作用途ではどういう使われ方をするか書くと、

先程のUR12の後ろにRCA端子という端子があるので、変換ケーブルで繋ぎます。

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT581A 1.5m
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/109777/

こういう端子ですね。
スピーカー側がフォン端子でない場合は「RCA ◯◯」というふうに上のサイトで探すと色々出てきます。

そしてオーディオインターフェイスはアンプを内蔵していないので、スピーカーで聴く場合はアンプ内蔵のスピーカーが必要です。

Yamaha MSP5 Studio
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/83825/

こういうものです。パワードスピーカー(またはニアフィールドモニタースピーカー)とも呼ばれます。(近距離で使うことを目的としたスピーカー)
上のはペアではないので2つ必要。

ただ、これらは「ハイレゾ観賞用で使いたい」という用途向けではないです。
定位や周波数のバランスを確認したりする、音楽制作用です。

どういうことかというと、コンポ等に付いているようなリスニング用途のスピーカーは傾向として「低音」が強調されるようになっていて、そこで心地よさを感じる訳です。
例えば、クルマのスピーカーなども、低音が出て心地良いですよね。

それに対して、上のような音楽制作用のスピーカーは、低音を強調させたりするようなことは無く、出来るだけすべての音域を出来るだけ「フラットに」聴かせるようになっています。

そういう意味で、音楽鑑賞のリスニング用途として使えるか、と言われると進んで人には薦められないかな、といった部類のものになります。

ただ、音が良いことには変わりないので、自分に合ったスピーカーが見つかれば音楽制作用のスピーカーでも良いでしょう。

個人的な見解だと、特にサイズの問題から、最低でもペアで4~5万あたりからでないと良い音が出るスピーカーが無い印象です。(モノにもよりますが…)

更に、音楽制作用のスピーカーでハイレゾ鑑賞に耐えるような優秀なものになると、ペアで10万~からになると思います。

そこまでいくと品質が良いものが多く、スピーカーのサイズも大きくなってくるので、低音も高音も綺麗に聴こえます。

(10万円規模になるとAdamというメーカーやGenelecというメーカーのスピーカーが優秀です。)
例えばですが
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/164160/
こういうものですね。これも1つでこの価格なので、ペアで揃えるとお値段は倍です…。(ただ、音は良い)

以上のことから、ハイレゾ音質を楽しみたい場合はまずはヘッドフォンのほうが圧倒的にコスパが良いです。余裕があったら良いスピーカーを買いましょう。

アンプやスピーカーを揃える場合
オーディオインターフェイスは出力にRCA端子等のアウト端子があるので、自前でアンプとスピーカーを用意すれば、パワードスピーカーを買わなくても大丈夫です。

オーディオインターフェイスは音楽制作用途という特性から、音に味付けをしないように出力してくれるので、アンプやスピーカーにこだわって色々揃えてみるのも良いでしょう。

・まとめ
導入という意味では、とりあえず「オーディオ・インターフェイス + ヘッドフォン」を用いて聴く方法が安価なのでオススメです。

Share on Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+